手間がかかる法案審査

washitaさん経由

法案づくり省力化、政府が電子データ活用 職員の残業抑制
政府は国家公務員の残業を減らすため、法案づくりの新システムを導入する。国のすべての法令をまとめたデータベースを作成し、現行法と改正案の新旧対照表などの文書をパソコン上で自動作成できるようにする。紙の資料をつくる手間が省け、法案を事前審査する内閣法制局とのやり取りが電子データで可能になるほか、チェック作業も短縮できるという。2016年10月から始める。
法案をつくる場合、担当省庁が原案を作成し、内閣法制局が構成、憲法やほかの法律との妥当性などを審査し、修正を繰り返してまとめる。
内閣法制局の審査を受けるには、指定された正式な法規集をコピーするなどして資料を作成する必要がある。新しいシステムで法令データベースから必要な条文をダウンロードして資料をつくれるようになれば、手間が大幅に省ける。法律が改正されればデータベースも更新されるため、誤って古い条文を使うようなミスも防止できる。
内閣法制局の指示を受けて条文を修正する場合も新システムを使う。担当省庁と法制局で何度もやり取りをするケースが多いため、電子データを使えるようになれば担当者の負担が軽減される。
 (以下略)
2015年4月4日 日本経済新聞 電子版

国における法案審査の実態の詳細は分からないのですが、上記の記事からすると、今のところ随分と手間がかかる審査のやり方をしており、それがかえってミスを起きやすくしているような印象を受けます。