例規の立案で間違いやすい例(40)

地方自治法の一部を改正する法律(平成26年法律第42号)
 (略)
第2編第11章第3節第1款を同節第2款とし、同款の前に次の1款を加える。
第1款 連携協約
(以下略)

追加される第1款がどの節になるのか明示する必要があるだろう。
具体的には「第2編第11章第3節中第1款を第2款とし、同款の前に次の1款を加える」とする方法と「第2編第11章第3節第1款を同節第2款とし、同節中同款の前に次の1款を加える」とする方法がある。節の追加の例であるが、前者の例として次の「事例1」が、後者の例として次の「事例2」がある。

<事例1>
独立行政法人通則法の一部を改正する法律平成26年法律第66号)
(略)
第5章中第1節を第2節とし、同節の前に次の1節を加える。
<事例2>
農林水産省設置法の一部を改正する法律(昭和63年法律第19号)
(略)
第2章第1節を同章第1節の2とし、同章中同節の前に次の1節を加える。