10年前の個人献金を問う意義

稲田氏、籠池理事長夫妻から政治献金認める
稲田朋美防衛相の資金管理団体が2007年、森友学園籠池泰典理事長夫妻から1万2000円の寄付を受けていた。稲田氏は14日の参院予算委員会で「記憶にはないが、指摘されるのであればそうだと思う」と認めた。風間直樹氏(民進)が明らかにした。
政治資金収支報告書によると、稲田氏の資金管理団体「ともみ組」に対して07年3月12日、籠池氏夫妻がそれぞれ6000円を寄付した。籠池氏は過去に使用していた「籠池靖憲」名義だった。
毎日新聞2017年3月14日配信

今何かと批判されているから擁護しようというつもりはないのだが、ザル法と言われる政治資金規正法にあって、このような形で責任を追及することは、ある意味同法の予定しているところなのかもしれない。しかし、疑惑のある行為を最近行った者及びその配偶者から10年前に受けた1万2,000円の個人献金を取り上げて問題視する行為は、個人献金を否定する行為としか思えない。
政治家自らが政治資金規正法を否定するような行為をしていることについて、当人や周囲はどう感じているのだろうか。