2014-10-01から1ヶ月間の記事一覧

続・都道府県条例に市町村の責務を規定することについて

都道府県条例に市町村の責務を規定することについては、以前(2008年2月29日付け記事「都道府県条例に市町村の責務を規定することについて」)取り上げたことがあるが、少なくとも私の周囲では、それが適当でないという意見を言う人は少なく、むしろ規定す…

組織に関する規定の位置

条例で、実体的な規定と併せて審議会のような組織に関する規定を置く場合、通常は雑則の前辺り、つまり後ろの方に置くのが通常である。 法律の例を見ると、例えば、総合特別区域法では、内閣に総合特別区域推進本部を置くこととしている。同法の章名は次のと…

公契約条例と指定管理者制度

前回、野田市公契約条例において気になる規定があると記載した。それは、次に掲げる同条例第2条第1号の規定である。 (定義)第2条 この条例において、次の各号に掲げる用語の意義は、当該各号に定めるところによる。(1) 公契約 市が発注する工事又は製造…

公契約条例

半鐘さんが公契約条例について取り上げ、そのタイプを野田市型と川崎市型に分類して、その違いを述べられている。 それぞれの条例(野田市公契約条例、川崎市契約条例)において、契約上の賃金の最低額を定める規定は、次のとおりとなっている。 <野田市公…