2015-02-01から1ヶ月間の記事一覧

マイナンバー法に基づく条例の立案の考え方

今回は、前回取り上げた水町弁護士のブログに記載されている次の問題そのものについて、少し触れてみることにします。 番号制度対応のために、地方公共団体では番号法第31条に基づき条例改正が必要となりますが、個人情報保護条例を改正する形にすべきでしょ…

読替え規定の立案

kei-zuさん経由で、水町雅子弁護士のブログにおいて、マイナンバー法に基づく条例を整備するに当たり、個人情報保護条例の改正によるべきか、新条例の制定によるべきか取り上げられているのを拝見した。 そのこと自体に触れる用意はないのだが、目がとまった…

例規の立案で間違いやすい例(28)

経済産業省組織規則の一部を改正する省令(平成25年経済産業省令第31号)経済産業省組織規則(平成13年経済産業省令第1号)の一部を次のように改正する。 (略)第307条第7号中「国際課」を「国際協力課」に改め、第13号を第15号とし、第8号から第12号ま…

審議会の委員の独立性

平成26年6月6日に成立した行政不服審査法に基づく行政不服審査会は、その委員の任命に当たり両議院の同意を得ることとされているが(同法第69条第1項)、その趣旨について、橋本博之ほか『新しい行政不服審査制度』(P204)には、次のように記載されている…