2011-09-01から1ヶ月間の記事一覧
かつて条例案の審議において、議会側がその委任事項に関する規則案を出さなければ審議に応じないと主張したことがあった。 規則委任事項は、委任された範囲で首長が定めるものであり、その案文をあらかじめ出せというのは、少しずれた議論だと思っていた。 …
『法学セミナー』で連載されている「法令エッセイクロスセッション 国法・自治体法の現場から」は毎回楽しみに拝見していますが、2011年10月号でid:kei-zuさんは、情報公開法と情報公開条例の関係について記載されておられます。 情報公開については、kei-zu…
松下啓一先生が流山市の寺沢弘樹氏、住民参加・協働支援コンサルタントの今井邦人氏とともに、『自治体法務研究』に連載されている「市民協働立法のつくり方・実践編」は、この8月に発行されたNo.26で最終回を迎えたが、この回が例規に携わる者にとって一番…
「準用」と「適用」を説明するときには、両者を対比して行われることが多い。例えば、法制執務研究会『新訂ワークブック法制執務』(P718)には、次のように記載されている。 「適用」ということが、その規定の本来の目的とする対象に対して規定を当てはめるこ…
今回は、基本構想の策定等を議会の議決事項とする条例案について、首長提案とすべきか、議員提案とすべきかといった条例案の提出権の問題、それから、条例に基本構想の策定を義務付ける規定を設けるべきかどうかといった条例の内容の問題という2点について…