2010-05-01から1ヶ月間の記事一覧

現在では用いられない改正方法(1)

各自治体における例規の改正方法には、少なからずローカルルールがあると思うが、そのローカルルールの中には、以前法令のレベルでも採用されていたものもある。 そのような、かつては用いられていたが、現在では用いられない改正方法を取り上げることとした…

複数の条等に同じ内容の後段を設ける例

例規の一部改正で、同一の語の改正のみが数条にわたるときには、他の改正が中途に加わらない限り、まとめて「第A条、第B条及び第C条中「○○」を「××」に改める」とすることとされている(法制執務研究会『新訂ワークブック法制執務』P350))。 では、これが…

様式の追加〜省令の例

年金積立金管理運用独立法人の業務運営並びに財務及び会計に関する省令の一部を改正する省令(平成22年厚生労働省令第33号) (略) 第11条の次に次の1条を加える。 (損益計算書の様式)第11条の2 管理運用法人に係る損益計算書は、別紙様式により作成し…

文書管理規則は各執行機関が定めなければならないか

今回も、宇賀克也教授が「公文書管理法の制定を受けた地方公共団体の対応」『ジュリスト(No.1393)』で記載されていることを取り上げる。 文書管理に関する事項は、2007年11月2日付け記事「例規の形式(7)〜規則の内容(その6)」及び2007年6月30日付け…