2012-06-01から1ヶ月間の記事一覧

第2期地方分権改革に係る一括法における経過規定

平成23年5月と8月に制定された「地域の自主性及び自立性を高めるための改革の推進を図るための関係法律の整備に関する法律」は、第1次一括法、第2次一括法などと称され、現在、第3次一括法案が国会に提出されている。 これらの一括法に対する評価は、今…

定義規定を項で書く場合と号で書く場合の基準

総則規定として置かれる定義規定の書き方は、項で書く場合、つまり「この条例において「○○」とは、……をいう。」とするものと、号で書く場合、つまり「この条例において、次の各号に掲げる用語の意義は、当該各号に定めるところによる。」という柱書きを書き…

例規の立案で間違いやすい例(13)

今回取り上げる事例は、間違いやすいというレベルを超越している例である。 雇用保険法施行規則等の一部を改正する省令(平成23年厚生労働省令第48号)(雇用保険法施行規則の一部改正)第1条 雇用保険法施行規則(昭和50年労働省令第3号)の一部を次のよ…

追記

2012年6月2日付け記事「人事院規則9−129附則第5項及び第6項の規定の意味〜適用と準用の規定」に追記しました。

自治体の長の任期

自治体の長の任期は、4年とされている(地方自治法第140条第1項)。この任期を捉えて、「1期勤めた」とか、「今は2期目だ」とか言われることがある。 この「1期」は、長の退任事由によっては、いつも4年になるわけではない。以前、その退任事由はどの…

人事院規則9−129附則第5項及び第6項の意味〜適用と準用の規定

平成24年5月1日に公布された人事院規則9−129−1により、人事院規則9−129が改正されているが、改正後の同規則附則第5項及び第6項は、少し見ただけでは、その意味がよく分からない規定である。そこで、これらの規定について触れてみることにする。 まず…